はじめに

EdgeRouter Xで稼働しているEdgeOSはVyattaから派生したソフトウェアです。
VyattaはBrocadeに買収されて以降、フリー版の開発は停止しており、買収前のソースコードからフォークしたVyOSがフリーソフトウェアとして利用可能です。
VyattaおよびVyOSはAMD64もしくはi586で動くソフトウェアでしたが、EdgeOSはMIPSにポーティングされ、なおかつ、使いやすいWebUIやDeep Packet Inspectionなどの機能が追加されています。

のぞいてみる

以下はすべてファームウェアバージョンv1.9が前提となっています。
EdgeOSはWebUI以外にもsshでのログインが可能です。
EdgeOSの派生元であるVayattaはDebianベースでしたので、EdgeOSも基本的にはDebianベースです。
sshログイン後のコマンドラインでもbusyboxにあるようなコマンドは実行可能ですがタブ補完などが効かないので、シェルを立ち上げてみます。

ubnt@rt:~$ sudo su –
root@rt:~# echo $SHELL
/bin/bash
root@rt:~#

bashでした。

root@rt:~# cat /etc/debian_version
7.11

ベースとなっているのはDebian wheezyですね。もうちょっとでサポート切れると思うんですが、その場合はjessieベースになるんだろうか……

root@rt:~# uname -a
Linux rt 3.10.14-UBNT #1 SMP Fri Jul 29 16:53:39 PDT 2016 mips GNU/Linux
root@rt:~# getconf LONG_BIT
32
root@rt:~#

3.10.14-UBNTなのでUbiquiti Networksが自分でメンテしてますね。アーキテクチャは32bitのMIPSです。

root@rt:~# ls /usr/bin | grep apt-
apt-cache
apt-cdrom
apt-config
apt-get
apt-key
apt-mark
debconf-apt-progress
root@rt:~# ls -la /etc/apt/sources.list
-rw-r–r– 1 root root 0 Jan 1 2015 /etc/apt/sources.list
root@rt:~#
root@rt:~# ls -la /etc/apt/sources.list.d/
total 0
drwxr-xr-x 2 root root 3 Oct 24 2014 .
drwxr-xr-x 6 root root 232 Jan 1 2015 ..

apt系コマンドは一通り入ってるんですが、sources.listファイルが空なので事実上使えません。
dpkgコマンドも入っているのでパッケージの単体での導入は可能ですが、wheezyのmipsのところから持ってきたパッケージがそのまま動くかどうかは不明。
そもそも、

root@rt:/var/log# df -h
Filesystem Size Used Available Use% Mounted on
ubi0_0 214.9M 137.1M 73.1M 65% /root.dev
aufs 214.9M 137.1M 73.1M 65% /

こんな感じで/の空き容量はありそうなのですが、aufsなので再起動したらまっさらになります。
ubifsの/root.devの下にイメージファイルとおぼしきでかめのファイルがあったので、起動時にこいつをメモリ上に展開してmountしていると思われます。

とまぁ、こんな感じでした。